いえと灯り
町家の灯り

おうちライトでは、ライトアップとは異なり、すべての照明の照度を下げ、かなり暗い灯りを全体にともします。すると、陰影ができることにより、ほんのわずかな光が壁面に美しい模様を描きます。私たちはその光を、町家で営まれてきた暮らしの灯りに見立て、その暖かさや、家の中と外、人と人とのつながりを表現しようとしています。
本年度は会場各所で8部屋に灯りがともされ、家を暖かに彩ります。

ふだん、掃除もなかなか行き届かない家ですが、この時ばかりは、すてきな空間に生まれ変わります。雨風から守ってくれている家に対する感謝の灯りです。




ジャカード紋紙

パンチカード、カットペーパーともいわれ短冊状のボール 紙にたくさんの穴がいくつもあいています。 紋紙にあけられた穴は、織物の紋柄を織り出すためのデー タで、ジャカード部分に連動させ、織機と縦糸の上下を制御します。


 西陣織で有名な織のまち「西陣」に位置し、通沿いには織屋が建ち並んでいたということですが、今は2軒を残すのみとなっています。
 裏借家の家主はとおりに面した織屋などの町家でした。賃機(ちんばた)織りとして下請けの職人が裏借家に住むことも多かったようです。
 10年ほど前までは町内でもジャガード織機の音が聞こえていましたが、再開発により消えてしまいました。

 見過ごしてしまいそうな路地の奥には広場があり、共同の井戸と便所がありました。取り囲むように6〜7坪の平屋が6軒、立ち並んでいました。といっても長屋ではありません。小さくとも戸建だったのです。
 賃機織子だったのか、牛小屋を構成する残存3棟のうち1棟の登記上の種類は居宅兼工場となっています。




黄細線は現在の塀。取毀建物は儚い青、他家は薄青緑で表示。


主催 Mo's工房 牛小屋
おうちライトは、本物のライトとは関係のない個人の趣味のイベントです









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