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おうちライトとは |
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みなさんは小さな平屋のつらなる路地を歩いたことがありますか。おうちライトの会場となるMo's牛小屋には、一部工場を含む4軒の平屋が建っていましたが、1戸は、昭和のはじめに焼け落ち(現在裏庭)、3戸が現存しています。
大正〜昭和に建てられた3軒の家は、3畳の土間つき板間と、押入の付いた6畳または4畳半の居間の二間の戸建てです。長屋建だったら火災のおり類焼していたかもしれません。十数年前に購入したときは、3戸を繋げて使っている状態で、使い勝手も悪く、雨漏りにも追われると売主さんから聞きました。
路地の北側、今では元散髪屋さん(路地の大家さん)の菜園となっているところにも、購入当時は1戸の家が建っていましたが、ガーデニングテーブルのあたりは当時も空き地となっており、共同井戸と共同便所の跡だと聞きました。
元散髪屋さん(路地の大家さん)の裏庭にも、1戸建っていたらしいですから、間口80cmの路地の奥に、共同井戸・共同便所を囲むように、6軒の平屋が建ち並び、賑やかな暮らしがあったのでしょう。
「おうちライト」は、通(とおり)に面した大きな「町家」ではなく、裏借家のイベントです。織屋などの有徳人に対し、賃機(ちんばた)で生活を支えた名もなき職人たちの「路地」と「織子の暮らし」を想像いただければ幸いです。
「おうちライト」は、近所のパブリックなイベントに便乗した、プライベートでひそかな企みとしてはじめたのですが、本物のライトが続いているおかげで、今年で10回年目を迎えてしまいました。毎回、やっつけ仕事てはありますが、住居への感謝をこめて襤褸屋を美しく見せることを心がけています。
「路地にはどこか風情がある。どこかって、何だろう?」
「おうちライト」へのアクセスとなる上立売通、六軒町通、五辻通でも行灯がともされます。本物ライトに囲まれてしまって、なんとなく憚られたりもしますが、、皆様のお越しをお待ちしています。
ぜひ"本物のライト"とあわせてお楽しみください
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